QUEEN

 クィーン

Brian May(ブライアン・メイ)

多重録音による重厚なギターオーケストレーションを得意とする。自作のギターサウンドは中音を強調した独特のサウンドで彼のトレードマークとなっている。ライブではロングディレイを使った一人ギターオーケストレーションを演ることが多い。



Queen (1973/7)

戦慄の王女

1973年発売、デビューアルバム「戦慄の王女」。その後の作品と比較すればシンプルな曲が多いが発売当時はこれでも充分凄い。ブライアンの曲はストレートなハードロックだが、フレディの「Liar」は後のQueenの路線を予言しているかの様な感じ。
自分的なベストトラックは「Keep Yourself Alive」(May)、「Liar」(Mercury)、「Son and Daughter」(May)、「Great King Rat」(Mercury)。


Keep Yourseif Alive

炎のロックンロール

バッキングは軽くフェイザーをかけると雰囲気が出る。ソロは少なくとも3本のギターが入っているけど、今回は1本にまとめてみました。。



QueenII (1974/3)

1974年発売、セカンドアルバム「クイーンII」。A面B面ではなくブライアンの「サイドホワイト」とフレディの「サイドブラック」なのがセンスがいい。
自分的ベストトラックは重厚長大な「サイドブラック」の「Ogre Battle」(Mercury)、「March of the Black Queen」(Mercury)、戦慄の王女ではインスト(予告編)だった「Seven Seas of Rhye」(Mercury)。



Sheer Heart Attack (1974/11)

1974年発売、サードアルバム「Sheer Heart Attack」。原点回帰した様に再びハードロック色が強くなったが更にサウンドの幅が広がった感がある。ビートルズで言えばリボルバー的なアルバムで当時一番好きなアルバムだった。このアルバムでようやく4人の個性が一体化したように感じた。特にクイーン史上最高のシングル曲『キラー・クイーン』のアレンジで明らかな様に『オペラ座の夜』の布石的アルバムと言える。
自分的ベストトラックは「Killer Queen」(Mercury)、「Now I'm Here」(May)、「Flick of the Wrist」(Mercury)、「Misfire」(Deacon)。
 


KILLER QUEEN

キラー・クィーン

アルバム先行シングル「キラー・クイーン」。ギターは少なくとも3本は入っているが1本にまとめてみました。レスポールでもイコライザーで中域を持ち上げ高域をカットするとブライアン・メイのサウンドに近い感じの音になる。


Now I'm Here

誘惑のロックンロール

1975年「キラー・クイーン」に続いてシングルカットされた「ナウ・アイム・ヒア」(発売当時の邦題は「誘惑のロックンロール」だった)。ブライアン・メイ得意のキャッチーなリフが効いたストレートなハードロックナンバーは初期クイーンの魅力のひとつだった。



A Night At The Opera (1975/11)

オペラ座の夜

クィーンのSGT.Peppers~とも呼べるトータルアルバム。オーバー・ダビングを重ねたコーラス・ワークとギター・オーケストレーションによる大袈裟すぎるぼど重厚長大なサウンド。捨て曲がなくアルバムとしての完成度も非常に高い。特にボヘミアン・ラプソディはロック界究極の名曲だ。もう、人生この先こんな凄いアルバムに出会う事はきっとないだろう。いい時代に青春時代を過ごせたものだ。


BOHEMIAN RHAPSODY

ボヘミアン・ラプソディ

ドラマチックな盛り上がりをみせるフレーズ展開が実に素晴らしい。中域を持ち上げ高域をカットするとレスポールでもブライアンメイっぽい雰囲気が出せます。



A Day At The Races (1976/12)

華麗なるレース

『オペラ座の夜』の続編的アルバム。前作があまり偉大であった為、影が薄いが曲単位の完成度は高い。アルバム冒頭のギター・オーケストレーションからこのアルバムでのテーマ曲「White Man」に流れるあたりはポール・マッカートニーがよくやる手法だ。音もタイトでエスニックな感じもあり多彩な曲調を楽しめる。重厚な路線はこのアルバムで一旦終焉となる。このアルバムまでが前期クイーンと位置付けられている。


Somebody to Love

愛にすべてを

フレディ・マーキュリーのボーカルと対比する、まるで歌っているかの様なメロディックなフレーズ展開が素晴らしい。



The Game (1980/6)

ザ・ゲーム

いい意味でも悪い意味でも80年代のクィーンサウンド。コマーシャル的な部分を強く意識したアルバム。


Crazy Little Thing Called Love

愛という名の欲望

フレディ・マーキュリーがエルヴィス・プレスリー風に歌い上げる楽曲。ギターソロもテレキャスターのサウンドを生かしたロカビリー調のサウンド作り。