THE BEATLES (1962-1966)

 ビートルズ 前期



Please Please Me (1963 / 3)

プリーズ・プリーズ・ミー

ビートルズのデビューアルバム。


Please Please Me

プリーズ・プリーズ・ミー

ギターはクリーンサウンドによるバッキングが中心。イントロは初期テイクはギターのみだが、後にハーモニカがオーバーダビングされている。Aメロはさりげなく主旋律を組み込んだコードワーク。サビはコーラスとシンクロしたなかなかイカしたカッティング。やはりこの曲で最も印象的なのはアウトロのコード進行(E→G→C→B→E)だろう。


Baby It's You

ベイビー・イッツ・ユー

シュレルズのカバー曲。簡単なコードストロークに超シンプルなギターソロ。しかし、それが逆にとてもカッコいい!


Do You Want To Know A Secret

ドゥ・ユー・ウォント・トゥ・ノウ・ア・シークレット

オリジナル曲だが、まるでスタンダードナンバーの様なオールドスタイルのギターがとっても素敵だ。


Twist & Shout

ツイスト・アンド・シャウト

リズム・アンド・ブルース代表曲のカバー。わずか2分半の中にロックンロールの魅力が詰まっている。特にエンディングは最高だ!



With the Beatles (1963 / 11)

ウィズ・ザ・ビートルズ

ビートルズのセカンドアルバム。ファーストアルバムに比べてR&B色が強く黒っぽい曲が多い。



All My Loving

オール・マイ・ラヴィング

ジョンによる3連のコードバッキングがこの曲のポイント。ジョージのチェット・アトキンススタイルのギター・ソロもいい味を出している。


Till There Was You

ティル・ゼア・ウォズ・ユー

スタンダードっぽい、しっとりとした弾き方の曲。ソロもなかなか聴かせる構成。


Roll over Beethoven

ロール・オーバー・ベートーヴェン

チャックベリーのカバーだが、本家よりポップな感じで弾いておりビートルズサウンドに溶け込んでいる。



A Hard Day's Night (1964 / 7)

ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!

ビートルズのアルバムの中でも特にジョンレノン色の強いアルバム。

A Hard Day's Night

ハード・デイズ・ナイト

ベースは前半はスタジオ盤、後半はハリウッドボウルのライブでのベースラインを弾いてみました。ソロのギターはビートルズでは珍しい早弾きのフレーズが入る。


I Should Have Known Better

恋する二人

アコースティック・ギターが全面に出たフォークロック調の楽曲。とってもシンプルなギターソロがかえって効果的に引き立っている。


Can't Buy Me Love

キャント・バイ・ミー・ラヴ

編集中


You Can't Do That

ユー・キャント・ドゥ・ザット

軽快なリフがメインのロックンロール。コーラスも実に気持ちがいい。ソロはジョンによるものでコードストロークを取り入れた独特のドライブ感を出している。



Beatles For Sale (1964 / 12)

ビートルズ・フォー・セール

オリジナルアルバムの中では最も影の薄いアルバム。レアな曲を寄せ集めた構成でオリジナル曲の数も少ない。


Baby's in Black

ベイビーズ・イン・ブラック

ジョンの下のパートのハモりはなかなか音程がとりにくい。



Help!  (1965 / 8)

ヘルプ!

A面は映画のサウンドトラック、B面はそれ以外の楽曲で構成されたアルバム。「イエスタディ」や「夢の人」など、今までにないタイプの曲がその後の方向性を感じさせる。


HELP!

ヘルプ!

Aメロ前に入る4弦に跨る下降フレーズのアルペジオは弾きこなすのがとても難しい。Bメロの単音の下降フレーズのギターがポップ感を強調している。


You've Got To Hide Your Love Away

悲しみはぶっとばせ

アコースティック・ギターによるストロークが印象的な曲。1弦3フレットをずっと押さえ続けるジョンの指使いが独特の響きを醸し出す。


I've Just Seen a Face

夢の人

イントロの2台アゴギによるハーモニーが印象的なカントリータッチの曲。オリジナル感を残しながらWINGSのライブ風に仕上げました。



Rubber Soul (1965 / 12)

ラバー・ソウル

このアルバムからが中期とされる。今までとは違い曲に多様性が出てきて、シタールの導入などのサウンドの幅も大きく広がっている。またアルバムとしてトータル感が感じられる様になった。


Drive My Car

ドライヴ・マイ・カー

ロックンロールなリフが正に曲をドライブしている感じ。ギターソロの最後はボトルネックギターとなっている。


Norwegian Wood

ノルウェーの森

シタールを効果的に取り入れた東洋風サウンド。ギターはカポ2フレットでDコードを上手く分散したフレーズとなっている。


Nowhere Man

ひとりぼっちのあいつ

随所に入るEの分散フレーズこの曲のテーマ。ギターソロはトレブリーな音でこれもEコードを意識したフレーズ構成となっている。ベースは意外と音が動いており、躍動感のあるフレーズとなっている。


Michelle

ミッシェル

編集中



Revolver (1966 / 8)

リボルバー

一般的には「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」がBeatlesの最高傑作とされいるが、実はマニアの間ではこのAlbumの評価の方が高いことが多い。SGT.より1曲1曲の完成度が高く、発表年度(1966)を考えると前衛的な試み(ブラスセクション「Got to Get You into My Life」、インド音楽「Love You To」、ツインリードギター「And Your Bird Can Sing」、ボーカルエフェクト&テープ逆回し「Tomorrow Never Knows」etc...)が多く取り入れられている。1曲目がGeorgeの作品で始まるのはこのAlbumのみ。この「Taxman」のカウントから、明らかに今まで音とは違うサイケデリックサウンドの時代が幕開けた。


Taxman

タックスマン

And Your Bird Can Sing

アンド・ユア・バード・キャン・シング

元祖ツインリードとも言える絶妙なギターハーモニーが素晴らしい。イントロ、アウトロのみならずサビのバックでもツインリードは炸裂する。


She Said She Said

シー・セッド・シー・セッド

編集中


I Want to Tell You

アイ・ウォント・トゥ・テル・ユー

ジョージの作曲。1991年のジョージ・ハリスン日本公演のオープニングナンバー。シンプルだが絶妙なリズムのギターリフが印象的。ベースもビートを強調した感じで曲をドライブする。


Got To Get You Into My Life

ゴット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ

1966年とは思えない先進的な曲で、元祖ブラスロックとも言えるホーンセクションが実に印象的な楽曲。クランチサウンドでのギターは前半はベース、ブラスとシンクロしながら淡々と進むが、ブレイク以降に入るアルペジオ風ギターリフが効果的に曲を盛り上げる。



PAST MASTERS 1

パスト・マスターズ Vol.1

英国オリジナル・アルバム未収録曲集1


LONG TALL SALLY

ロング・トール・サリー

2回入るギターソロは前半がオーソドックスなロックンロールパターン、後半のギターソロフレーズの完成度が非常に高く上昇フレーズを上手く使い、とてもスリリングだ。


I Feel Fine (1964 / 11)

アイ・フィール・ファイン

ギターリフが中心の曲で実にカッコいいのだか、このリフは手が大きくないとかなり弾きづらい。ジョンはポジションを固定して弾いているが日本人の手の大きさではおそらく無理だろう。


I'm Down (1965 / 7)

アイム・ダウン

コンサートのラスト・ナンバーとしても有名なこの曲は文句なしのノリのいいロックンロール曲。ギターソロもよく練られたいいフレーズだ。バッキングは小指が短いととてもキツい。