ベーシストである彼もまたリードギターを弾く。実はビートルズのメンバーで一番のテクニシャンである。


McCartney (1970 / 4)

マッカートニー

ホームレコーディング風の音作りやリンダの参加が嫌われたのかアルバムとしての評価は低いが、個々楽曲については次作『RAM』の伏線とも言える出来で決して悪くはない。


Hot As Sun

燃ゆる太陽の如く

爽やかなBGM的佳曲



WINGS WILD LIFE (1971 / 12)

ワイルド・ライフ

粗削りなスタジオセッション風の音作り。バンドとしてWINGSをあえて強調していると思われるが急場凌ぎに作った感は拭えない。


MAMBO

マンボ

バンドで楽しくセッションしている感が心地良い



RED ROSE SPEEDWAY (1973 / 6)

レッド・ローズ・スピードウェイ

名曲マイ・ラヴのお陰で商業的には成功したが、アルバムとしての完成度は高いとは言えない。特にポール得意のメドレーはこのアルバムにおいては効果を上げていない。


MY LOVE マイ・ラヴ

メロディアスな至高のギターソロ



BAND ON THE RUN (1973 / 12)

バンド・オン・ザ・ラン

ポール・マッカートニーのソロ作品の中で最高傑作と言える。曲個々の完成度も高く、トータルアルバムを意識した作りも成功している。他のアルバムと比較してロック色の強い楽曲が多い。


JET

ジェット

空ピックが効果的でハードなバッキング



JUNIOR'S FARM (1974)

ジュニアズ・ファーム

ツインリードとスリリングなソロが魅力的



VENUS AND MARS (1975 / 5)

ヴィーナス・アンド・マース

ヴィーナス・アンド・マース~ロック・ショーから始まる仮想のライブ形態はサージェント・ペパーズ~の構成とよく似ている。バンドとしてのまとまりを強調した作りとなっている。


Rockshow

ロック・ショー

このアルバムのテーマソング的な存在だったのがこの曲。初期のデモテイクにギターを重ねてみました。やはりスライド・ギターがこの曲のポイント。スライド・ギターによりノリを強調したロックンロールに仕上がっている。


Listen To What The Man Said

あの娘におせっかい

当時としては都会的なサウンド。一風変わったベースラインも曲をよくドライブしている。


CROSSROADS

クロスロードのテーマ

ポールのリードギターによるインストルメンタル。ポールの指使いが独特で結構難しい。



Back To The Egg (1979 / 6)

バック・トゥ・ジ・エッグ

ウイングスのラストアルバム。新加入のローレンス・ジュバー(ギター)、スティーヴ・ホリー(ドラムス)は中々のテクニシャンでWINGS史上最強の演奏力をもったメンバー構成だった。


Rockestra Theme

ロケストラのテーマ

歴史的一大セッションも基本この2つのギターパートから成り立っていると思われる。